無駄にするな。しっかり生きろ。
私は映画を見る中で、全人類が見るべき映画だな、というものに出会うときがあります。この映画は、まさしくそんな映画だと思いました。
言わずと知れた戦争映画の名作でしたが、あまりスピルバーグ作品を見てこなかったので、今回が初見だったのですが・・・今までこの作品を見ていなかった自分を心から恥じたいと思います。
1人の命のために、8人が命をかける。
何故それをするか。
それは命令だからです。
威信をかけて、任務を遂行するのが兵士だからです。
戦争は絶対ダメだ。なんて軽々しく言えないですが、やっぱりダメだなと思います。
ノルマンディー上陸作戦を描いたこともありドイツ軍が今回は敵の役回りでしたが、ドイツ軍の兵士たちも絶対に、このアメリカ兵たちのような気持ちを持っていたと思うし、たまたま敵になっただけで、どちらが良い悪いなんてないんだろうなと感じました。
冒頭30分の戦闘シーンは凄まじかったです。あのシーンで完全に心を奪われてしまいました。
後世に残すべき素晴らしい映画でした。