まいこ

プライベート・ライアンのまいこのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.2
初っ端から鼻水と涙の大洪水
衛生兵の「負傷した者を癒すためにいる」存在意義が、軍の衝突によって皆無になるという現実を如実に表している戦闘シーンに私自身が激弱だからです。トム・ハンクスは安定のトム・ハンクス。全信頼を置けるトム・ハンクス。
今朝のニュースで心配になってしまった😣
どうにか早く治りますように。

第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦が舞台
8人が1人のライアンを探すために命を投げ出す訳ですが、隊の仲間が徐々に亡くなっていくストーリーってゲリラ豪雨かの如く顔面がゆるゆる土砂崩れと化すんですよね。戦争が悪いとか、ヒトラーが悪いとか、アメリカは強いとか、そんなことはとりあえず置いといて意図しない人の生死ってこんなものなのか、と命の在り方とは、と考えさせてくれます。
ライアンは実際にモデルとなった方がいて、キャラの内面を描くために協力してくれたそうで。
今回の"視聴者"側はアパム。もうこれは鑑賞した人にしか分からない葛藤。心がしんどいので知りたい人は早く観てほしい。フューリーでいうノーマン(ローガン・ラーマン)。

そして劇中、使われるエディット・ピアフ。インセプションのNon, je ne regrette rienを思い出して再び大洪水。全然関係ねえ!
ついでに、ネタバレに関わらないので大丈夫だと思うのですがブライアン・クランストンが若え!
終盤ラメールのセットは大好きなドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』でも使用され、謎の既視感はここにあったのかと納得。あの川のとこだよなあ…🤔

とにかく色んな意味で良い映画でした。




Nolan is such a fan of “Saving Private Ryan” that he actually consulted with Steven Spielberg before mounting his own war movie “Dunkirk.” Speaking to Variety about Spielberg’s WWII drama, Nolan raved, “The film has lost none of its power. It’s a truly horrific opening, and there are later sequences that are horrible to sit through. We didn’t want to compete with that because it is such an achievement.”
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