戦闘シーンのリアリティがただただすごい
一瞬でものすごい数の人が死んで、苦しんで、生死も「運」としかいいようがないし、始まってしまったら必死で生き抜くしかない
この作戦が正しいかとか、自分のやってることが許されるかとか考えてる暇なんかない
それが見てる側に突きつけられるノンストップの冒頭30分、凄まじい
物語の主軸になる「末っ子のライアンを見つけて帰還させる」指令はどう考えても納得がいかんかったけど、上層部と1兵士の置かれてる立場の遠さの表れとすれば、ギリギリ受け入れられるかなあ
そんな指令を果たすために駆り出される8人、それぞれの考え方
国を守るため、他の誰かを死なせないため、自分の命は守りたい、自分の誇りのため
どれも分かるし、1つを選ぶのに常に命が天秤にかけられていると思うと、もう想像力の限界すぎて考えられなくなる
戦争映画をどういう風にみるべきか、ちゃんと考えようと思わされた映画
「戦争はだめ」以上の引き出しが自分にないことを痛感した