ライアン二等兵を故郷へ帰すために…
命をかけて戦地を駆け巡った男達の物語
ノルマンディ上陸作戦を描いた冒頭30分の映像が、恐怖を感じるほど凄まじくリアル。
夥しい銃弾の数、次々と死んで行く仲間達、兵士の血によって赤く染まった海など描写が目を覆いたくなるほど惨い。
上映時間2時間50分…一切気を抜けないほどの緊張感と連続する戦闘シーン。
本作の印象に残るキャラは何と言ってもアパム。仲間が危険な状態なのにアパムが階段で怯えているシーンは「何やってるんだ！」と思ったけど、よくよく考えると銃もまだあまり持ったことないんですよね。自分がもしあの状況に陥ったとして助けに行けただろうか…そういう点ではアパムは鑑賞者の感情を投影できるキャラとして重要な役割を持っていました。
こういう作品を観ると今の平和な時代がより幸せに感じる。
「戦争に正義なんてない」これに尽きます。
年齢性別関係なく全ての人が観るべき作品だと思いました。
