冒頭の戦闘シーンだけで強烈な印象を残し観る者を惹き付ける希有な作品。
アカデミー賞の監督賞、撮影賞、音響賞等を受賞した。
アメリカの戦争映画では瀕死の兵士にモルヒネを打つシーンが頻繁に登場する。
最期まで苦痛を和らげてやろうとする優しさに心打たれるが日本兵はどうだったろう?
戦場ではひたすら苦痛に耐えるだけではなかったろうか?
当時の日本人の忍耐力や精神力に驚愕するばかりだ。
リアルに描かれた戦争映画を観る度に国民性の違いを痛感する。
だからこそ、平和を維持し悲惨な戦争を回避する手段を誰もが模索する。
思うに、戦争が不毛だと知らしめるために戦争映画は存在するのだろう。