ゲームのモブキャラが自我を持ち、自らの生きる「世界」を救おうとする話。
予告は面白そうだったが、イマイチこういう作品はハマらないため、期待値が低いまま鑑賞。
思っていたよりも面白かった。
頭を空っぽにして観れば、結構楽しい。
ツッコミどころは結構あるし、オリジナリティはあまりない。
物語の厚さは『レディ・プレイヤー1』の方が遥かにあるし、興奮度も比にはならない。
でも良かった。
正直、ディズニーずるいなーと。
ゲームの世界ということで、『レディ〜』でも見られた既存のゲーム・アニメキャラとのコラボが本作にも盛り込まれているが、その作品の選定がザ・ディズニー。
20世紀フォックスがディズニー傘下に入って、いろいろ言われてはいるけれど、こういうシナジーを生み出せるようになったのは強い。強すぎる。
例えると、漁港近くの海鮮丼屋で、オリジナリティは無いけど割とちゃんとした海鮮丼が出てきて食べてたら、お店の人が好意でイクラを山盛りに追加してくれた感じ笑
海鮮丼自体の味は80点いかないくらいなのに、イクラ追加されちゃったら満足度がカンストしちゃうじゃないですかやだ〜みたいな。
こういう作品の作り方がメジャーになっちゃうと、従来のような作品の評価が難しくなりそう。
それ自体がいまのディズニーの強さでもあるのだが、量産しすぎると自らの首を絞めることになるのではないかな。
何はともあれ、ゲーム好きな方には絶対おすすめの映画だし、ぜひ映画館で観てほしい作品の一つ。
2021-070(031)
