評判は聞いていたけど、想像よりずっと面白かった。
あの主人公ガイのキャラクターも台詞の多くも、ライアン・レイノルズが後から追加変更した物だそうで、いやはや恐れ入る。『グリーンランタン』の黒歴史が嘘のような才能の弾けっぷり。
クライマックス前の演説で、まさに現実の米国をそのまま表しつつも、市井の人々ひとりひとりへ希望を託すような内容に、想定外に胸が熱くなったり。しみじみいい映画だったなあ。
細かい所でツッコミどころは沢山あるけど、思いのほか深く、じっくり考えても意義のある一作だった。
そういえば、『最後の決闘裁判』の予告が何度か流れていたのに、主演が同じジョディ・カマーって気付かなかった。もちろん時代が違うせいもあるけど、そもそも佇まいが全然違った。そっちにも期待。