テリーマザーファッカー虎

フリー・ガイのテリーマザーファッカー虎のレビュー・感想・評価

フリー・ガイ(2021年製作の映画)
3.1
『レゴ・ザ・ムービー』と『シュガー・ラッシュ』を彷彿とさせる、メタ演出炸裂の作品。

"本来生きていない存在が実は?…"という設定や音楽の使い方などショーン・レヴィ監督のなかでは『ナイトミュージアム』に一番テイストが近いのかなとも思いました。

全体的には可も不可もなく手堅くまとめたなという感想。
後半のパロディだらけのボス戦は笑いましたけど、そういう部分も『レゴ・ザ・ムービー』が突き抜けてたので、少し物足りなかった。

ラブロマンス要素もなんか取ってつけたような感じがしてしまったし、クライマックスの泣かせの展開も別に必要かと言われると全く必要ない場面だったし、作品内のNPC以上に脚本にキャラクター達が無理矢理動かされているような気がして違和感さえも感じてしまいました。

ライアン・レイノルズはいつも同じような役で全く成長は感じられないのも乗れず…

ただタイカ・ワイティティはひたすら最高!
あの社長が出てくる場面はずっと笑えた。