Maki

フリー・ガイのMakiのネタバレレビュー・内容・結末

フリー・ガイ(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原題:Free Guy
公開:2021年
鑑賞:Disney+




▼ ▼ ▼ ネタバレあり ▼ ▼ ▼





Filmarksの皆さまの好評に少し期待しつつ観た。ライアン・レイノルズ演じるガイがまんまいいキャラ。王道な大筋も悪くない。オンラインゲームはあんまりやらないけれど、プレイヤー視点と制作現場の内情は多少わかるのでパロディや虚実の織り交ぜ方も見事。追いきれない小ネタ、サプライズカメオ出演も笑える。キスシーンの演出、そう見せるか!とぐっときた。

キャプテン・アメリカの盾の一瞬芸はなにげに貴重じゃないですか? MCUフェーズ4に影すら出してない彼が、ね。

同じくゲーム世界・仮想世界を舞台にしている『サマーウォーズ』『レディ・プレイヤー1』『ジュマンジ』『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』などと比べても段違いに面白かった。特に欠点も不満もない優秀な作品。

街中で犯罪やり放題なのは過激クライムアクションゲーム『Saints Row』シリーズを想い出す。『Saints Row IV』では映画『ゼイリブ』オマージュミッションがあり、ロディ・パイパーになりきってプロレス技で暴れながら怪電波TV局を破壊するのが面白かった。もちろんあんな街には住みたくない。



ここから私的な嘆き。『フリー・ガイ』お宝満載なの頭ではわかっても心に染みて響くってほどじゃなく。なんだか最近、映画やドラマを観ているあいだは楽しめるのに観終わるとスイッチが切れるようで。感想を読み漁ったり裏話を調べまくる気力がない。それだけハマる作品にめぐりあえてないだけなのか、感受性が鈍ったのか、心に余裕がないのか。できれば映画は批評分析よりも「楽しんだもの勝ちだよね」と想っているから「映画を楽しむ力」が下がっていたらヤだなぁ。

ああでも。ヒュー・ジャックマンがカメオ出演してたのは気づかずそこだけ観返した。『デッドプール2』のブラピよりわからなすぎるってば。
Maki

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