ホニャララ

鉄道運転士の花束のホニャララのレビュー・感想・評価

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)
3.3
前職で、お客様からメンテナンスで預かったものを初めて破損させちまったときを思い出した。絶対にやらかしてなるものかとめちゃめちゃ神経使ってメンテしてたけど、修理とかパーツ交換で済む段階をとっくに越えた「壊れる寸前」の状態を見極められずにやっちまったとき。元に戻るわけないのに断面をぎゅっと合わせてからパッと手を離して、ああ、やっぱ壊れてんなーって呆然としたっけ…(´・c_・`)で、やらかす前は、やらかしてテンパってる奴を横目に明日は我が身やとメンテ預かるのがどんどん怖くなって。何回かやらかすと(そうです何回もやらかしたのです)受けるべきでないメンテ依頼が分かるようになってきたり、やらかした後の対応もそれなりに落ち着いてできるようになるわけです。どの仕事にもそういう通過儀礼みたいなもんあるんだよね。しかしだな、運転手のメンタルヘルスのフォロー態勢が手厚いのは大変よろしいと思うけども、それより前に事故防止のために改善できそうなことたくさんありそうやからそっち方面是非努力したらいいと思うよ。ためらわずブレーキする運用にするとかさ。うわっつらだけのお悔やみと花束だけで、鉄道会社は賠償とかせんでええんかしら。日本人の倫理観では理解不能なブラックユーモア。
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