ラブラドール

男と女 人生最良の日々のラブラドールのレビュー・感想・評価

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)
4.2
名作「男と女」から50年以上の時を経て生まれた本作。
途中、1980年頃の作品に最初の続編がありますがあれは無かったことにしておいてあげた方がよさそうですね。
どこまでが現実で、どこまでが夢なのか分からないという展開ですが、逆にそれくらいの記憶の認識しかできていないジャンだからこその設定かもしれません。
キャストも再集結といった感じで、同窓会的な作品ですが、作品としての完成度は高いと思います。
初回作と比べてしまうとどうしても人間の老いを意識していまします。
初回作とは関係のないモニカ・ベルッチまで登場させてますが、彼女ももう55歳ですか。
かつて「イタリアの至宝」とまで言われた彼女の老けぶりにもやはり時の流れを感じてしまいます。

でも、これくらい特定の誰かを想い続けられたらいいですね。