トランスマスター

ウルフズ・コールのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)
3.0
♯60 潜水艦映画にハズレなし?

舞台はフランス海軍の原子力潜水艦内
主人公は驚異的な聴力を活かし、ソナー隊員を担当するシャンテレット。
シリアでの特殊部隊救出作戦の後、その音の正体を突き止める為自分ではアクセスできない機密情報に違法な手段でアクセスして逮捕されてしまう。
その後ロシアが核ミサイルをフランスに向けて発射。緊急事態のため復員する軍事映画です。

◆良い点/注目ポイント
・音だけで船舶のプロペラの音や、キーボードの打刻音を聞き分ける主人公。
その聴力のメカニズムは、大麻による聴覚拡張でした。
・本屋の店員のお姉さんを自然に口説くフランス式誠実系ナンパ術。スマートです。
・ソ連の原子力潜水艦を買った中東のテロリストのテロの手口は見事。漁夫の利を狙うコスパ最高の作戦。

◆改善点
・潜水艦映画の中では、1番小粒です。

◆総括
・大統領の攻撃命令が出たら、後戻りできないという軍規の存在を知っただけでも収穫がありました。
全編セリフがフランス語なので、カウントダウンの数字を読み上げるシーンが新鮮でした。

-2022年60本目-