このレビューはネタバレを含みます
潜水艦映画に外れ無し!が、此方はひと味もふた味も違うフランス製。
海軍の警備するのはシリア沖、主人公は鋭敏な聴覚で海中音を聴き分ける音響分析官。
この"黄金の耳"を頼りに繰り広げられる海中戦は、謎めいていて惹き込まれる。
最後にロシアの仕掛る罠(正確にはロシアが旧型潜水艦を売り飛ばした国?)が然もありなんと腑に落ちる。
アントナン・ボードリー監督の外交官の出自が為せる脚本か。日本から見える仏国民の立ち位置とは違う。
そして監督はコミック作家でもあるからか、車のダッシュボードにゴジラのフィギュア(^_-)
2019年のセザール賞で音響賞。