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トムとジェリーのqーpのレビュー・感想・評価

トムとジェリー(2021年製作の映画)
3.0
【猫和老鼠】 2021年2月、劇場で。

本国同様の2/26封切、初日夜8時の回。座席約150の入りは半分ほど。子供は10人ぐらい。中国公開タイトルはテレビ放映時に準じてシンプルに「猫とネズミ」!

スティービーワンダーよろしくグラサンの「ブラインドキャット」としてストリートピアノ(CASIO)演奏で金を稼ぐトム。嘘がバレて客から「ウソつき!金返せ!」となる軽いコントからスタート。

「いやいや、猫がピアノ弾いてる時点で金取れるじゃん!」というツッコミは野暮なのねw それだけじゃ弱いと思ったからトムは更に目が見えないフリをしたワケで、そう言う世界観だと考えるべき?

元祖のテレビアニメもほぼ観てないので、劇中の「人間とトム&ジェリーとの立ち位置」がいまいち良く分かってなかった。人間と同等という訳でもないし・・・なるほどオリジナルでは人間は下半分しか映らないとか。

人間や他の同種の動物はトムとジェリーに英語で喋るけど、彼らだけは一切喋らずジェスチャーと筆談。そういう原則が有るんだろうから、実写と絡ませる段階でもその辺は守りたかったのかな。トムの心の天使と悪魔は喋るけど・・・あ~霜降りがやるのコレか。

さあクロエちゃんの登場!「KICK-ASS」で「♪夕陽のガンマン」をバックに登場し、Dickiesの「ダマされた大賞のテーマ(逆逆!)」に乗せて悪役を血祭りに上げるヒットガールが衝撃的だった彼女。その後何本も話題作に出演してるけど、それと続編しか見たことなかった。

失職中の彼女がのっけからズル賢さで一流ホテルの職をゲットした後は上のあらすじに書いてあるとおり。かなり退屈なストーリー展開で、クロエちゃんも含めて実写側がみんな血の通ってないロボットのように感じた。子供が楽しめるのかどうかは微妙・・・。
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