『隣席のデキる上司文庫』から原作をお借りして正月に読み、フィルマでの評判も良いので観てみました。最近は日本の映画も観なきゃな、と頑張っております。
ん〜でも、やっぱり母国語ゆえ「セリフ回し感」を僅かながら感じてしまい、ちょっと苦手でした。これ、克服するのにかなりの時間を要しそう💦
あと、先に小説で脳内再生した映像があったので、それは超えてこなかったかな。監督さんのこだわりかもだけど、心象風景というか、長回しの環境風景が文字通り長すぎて、半分過ぎた辺りからちと辛かった。
だけど、それぞれの置かれた状況、複雑に揺れる思いを露わにしつつも、善悪でぶった斬らずに寄り添うように描いていく原作の雰囲気を、そのまま映し出していたと思う。ドキュメンタリー風な演出のお陰かな。
とてもセンシティブなテーマなので、私ならどう、とか、そういう思考は憚られますし、登場人物に想いを馳せるのもおこがましいような気がします。
でも、
これからをどう生きるかは、まだ考える余地があるし、産んだからにはどんな形であれ、その子の人生の責任を負っていく覚悟を決めなきゃいけない、という主張。そこは本当に真だと思ったのでした。
