試写にて鑑賞。
藤原竜也演じるカイジのハマり役っぷりは健在。さらに吉田鋼太郎の名悪役の熱演も素晴らしかった。
話自体もダレることなくテンポよく進んでいき、予想を裏切る展開も多く、素晴らしかったと思う。
更にオリンピック後経済が完全に崩壊し、持つ者と持たざる者の格差が決定的になった日本という社会描写がリアルで、あーこれからこんな社会になるんだろうなと思わされる秀逸な世界観だった。
そしてそんな世界を作った悪魔たちを持たざる者であるカイジたちがぶち壊すという対立構造が清々しい。
お前いる？というヒロインやお涙頂戴的な鬱陶しい演出も多かったが、今の日本に生きる多くの人が観るべき映画だろう。
