松井の天井直撃ホームラン

カイジ ファイナルゲームの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)
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☆☆☆

個人的な意見として💧

藤原竜也は何を演じても藤原竜也だ!
見方によるとは思うのだけども。どんなキャラクターを演じていても、結局は同じキャラクターを演じている様にしか見えない。それは本来ならば、俳優として由々しき問題であるはずなのだ。
いわゆる、演技に於ける【引き出し】とゆう辺りになって来る。彼にはその【引き出し】が少ないのではないか…と。

比べてしまうのも〝アレ〟なのですが…例えば、木村拓哉も、そんな俳優としての【引き出し】の少なさに問題を抱えた1人の様な気がしている。
いつでも、どこでも、何を演じたとしても木村拓哉は木村拓哉に他ならない。
そんな木村拓哉としての演技を常に見せられると。どうしても「またか…」と、少し苛々としてしまう。
とは言え、木村拓哉の スターとしてのオーラは眩いばかりだ。数々の当たり役を手にし、少しずつではあるものの、年齢に応じた役柄を広げているのはまぎれもない事実。

話を藤原竜也に戻すと。彼の演技もやはり、作品が公開される度に「あ?やっぱりまたか…」と、思う事しきり。
相変わらずなくらいに、藤原竜也が藤原竜也を演じている。
だが、藤原竜也が木村拓哉と大きく違っているところが実はとても重要な点だと。今、改めて思っている。

木村拓哉になくて、藤原竜也にあるモノ。

それは、藤原竜也の持ちうる《少年の様な純粋性》に他ならないのでは?…と。
だからこそ、「相変わらずだなあ〜」と思いつつも。彼が演じているキャラクターを、応援して見ている自分が居る。その純粋なキャラに肩入れしながら。

このカイジとゆうキャラクターだって、原作ファンの人から見た場合。真剣に考えたのならば、カイジとゆう唯一無二のキャラクターは。藤原竜也の演技の質から言っても、本来はかなり違っている筈だと思うのだ!
ところが実際には、この実写版がここまで成功した最大の理由。それこそ藤原竜也だけが創り得た、もう1人のカイジ像だったのに相違ないのだと思う。

藤原竜也だけが持っている《純粋なる少年さ》

それこそ、原作のカイジとゆうキャラクターが持つ、どこか馬鹿正直で。だからこそ幾度となくピンチに陥りながらも。奥底にあるしたたかさで、最後には沈着冷静さを取り戻し突き進んでいく。
そんな2つのキャラクターによる化学反応が、最大限に発揮されているからこそ。原作ファンにも藤原竜也=カイジが受け入れられているのだろう…と考えられる。

↑ と…昨日の内に書き込み。万全の態勢を敷いたところで、今日の予約をする。

すると…初日を観た人からの数々の評判がネットに出廻り始め…。
う〜ん!どうやら、聞こえて来る評判は芳しくないモノばかりで…。
これはどうやら、思いっきりハードルを低くする必要がありそうだ…と、少しばかりの不安を抱えての鑑賞。

ハイ!たった今、観終わりましたよ!
どうやらこの評判の悪さを例えるならば、映画の内容からかんがみて…。

♬ゴマ化さ〜ないで〜、そんな〜中身(言葉)では〜、僕は〜満足出来ない〜のです〜!
天秤秤は〜!重た〜い方〜に…♬

と、ばかりに。多くの河島英五ばりな怒りの叫び声だったのでしょう〜ね〜!
何てったって貴方! 日本の未来を最後に◯ャ◯◯◯で決めようってんだから本当にもう…。

https://youtu.be/Cz7M4FQinUM

「バッカじゃなかろか!」…と、その下らなさに怒りの矛先が向いたんでしょうね〜。

でもですね〜! 元々カイジはギャンブル漫画なんです。それも、とんでもない設定で。とことん話自体が馬鹿馬鹿しいのは致し方ないと思うんですよね〜(u_u)
藤原竜也が、吉田鋼太郎が、福士蒼汰が、半ばわざとらしいくらいにテンションを上げて叫びまくる。そんな姿を見ていると、ちょっとでも疑問点を感じてしまったら最後。そりゃ〜もう怒り出す気持ちは分からんではないです。ハイ!
だからこそ、そんな人達からの注意信号を事前に受け取っていたからこそ。思いっきりハードルを低く設定していたのは実に賢明な判断でした。

日本の将来を決める最後の最後のその刹那。

「一体何をやってるんだコイツらは!本当にバッカじゃなかろか、、、、、ガハハハハハ!」

も〜〜〜本当に下らね〜〜〜٩( ᐛ )و

数多くの伏線やシリーズ繋がりのキャラクターが登場。最後にそれらが繋がってスッキリ…するかどうかは貴方次第でしょうか。
まあ、個人的には大いに楽しんで観ていましたから無問題でした。
以上!楽しめるかどうかは人による…とゆう、いい加減な意見って事で💧

2020年1月11日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン12