しんめん

カセットテープ・ダイアリーズのしんめんのレビュー・感想・評価

4.1
2020年劇場23作品目。
ブルース・スプリングスティーンの
曲は何曲か知っている程度です。
知らない方でも楽しめる筈です。
ファンの方がこの作品を観ると
また違った印象を持つのかもしれません。
まさにこの作品のストーリーに
シンクロするような楽曲の数々です。
曲と共に歌詞が画面に出る描写は
ミュージッククリップのような
カッコ良さを感じました。
お恥ずかしい話ではありますが、
パキスタンの方が劇中のような
酷い差別を受けていたとは露知らず。
子供とは言え小便はダメでしょ〜
失業者が溢れるとそれをいい事に
人種差別運動に発展する背景があった
と言えるでしょう。
友人、恋人、社会の現実や差別、そして
ブルース・スプリングスティーンの
影響を受けた上で家族と対立しながらも
将来の夢に向かっていく青春映画である
と同時に家族のお話に繋がる周到さに
あると思います。
『ビック・シック』の主人公も
パキスタンの方でしたよね。
母にある物を渡すシーン、そして
最後の演説シーンはやはり涙を誘います。
妹も苦しさのあまりにストレス発散して
いましたね。
パキスタンの方々は何だか肩身が
狭くなるお話に感じませんか?
しんめん

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