何だ天才か…
Winny事件の裁判と警察の裏金問題。
2つの出来事が思いがけない形で繋がる様子を描いた実話モノ。
ウィニーに関しては当時、初めてパソコンを買ってインターネットなるものを利用し始めた頃だったので、よく覚えているんです。コンビニとかでも違法ダウンロードの方法をレクチャーする様な内容のムック本がCD-ROM付きで売られてたし。
今思えばスゲー時代だなと。
ダムが決壊するかの如く情報がダダ漏れになって、振り返ってみれば一瞬の出来事でしたが「何でもアリ」の瞬間があった事をよく覚えてるんですよ。ナニモカモナツカシイ…
「包丁屋の理論」は当時よく耳にした言葉で、当然、包丁屋は無罪でしょと考えてた所に一審での有罪判決。
その後、二審、最高裁が無罪だったので一審はポンコツか等と思ったものですが、まぁ無理もないかと今ならば思えます。相手は天才ですから。凡人には理解できないんですよ。F-35の出現を予想するなんて。
この映画を観て改めて思いました。
金子勇は天才だった。と…
子供の頃、少しだけBASIC言語をかじった事があるのですが、まぁ訳が判らず投げ出したんですけど、そこに宇宙の広大さを感じる小学生もいたんだなぁと、震える想いにとらわれました。
一方、愛媛県警の裏金問題については全く無知で、純くん演じる仙波敏郎氏の出番が脅迫電話を受けたトコで終わってたので、あの後どーなったのかめちゃくちゃ心配になってウィキってみたらなんと!定年まで勤め上げたとゆー事でいやぁご立派!
それどころか経歴を見たらこの人の人生も全然映画化出来るやん!とゆー位凄まじい内容でこれまた心が震えました。
まだまだ日本にゃ凄い人はいるんですね。
ただ陽の目を見るか見れないかはもう運命としか言いようがなく表舞台に立ったとしても受け取り手がいなければそれもまた陽の目を見なかった事になる訳でこの度の映画化の様に何らかの形でレスキューされて広く知れ渡る事を祈るばかりででも祈ってるだけでは何もしてないのと同じとも思う訳でこれからの日本を背負って立つ若者達の為にも掘り起こす育てる等の取り組みを具体的に進める事が運命で済ませず明確な意図として今、今すぐ取るべき行動なのだと強く強く感じた次第であります。(0.5秒)
おわり。
蛇足:吹越満さん演じる秋田弁護士が渡辺いっけいさん演じる北村刑事を落とすシーン。
すんげードキドキしました。
これぞ法廷劇て感じで素晴らしい演技合戦でしたね。
蛇足の蛇足:ちょっと引っかかったのが裁判長。
あの人絶対入れ歯ですよね。
なんか滑舌がね。気になってね。
あそこまでご高齢の裁判官ているんですかね?
なんかIT関係に明るくないって意味合いでキャスティングされたのかなって勘繰っちゃいました。
蛇足の蛇足の蛇足:引っかかると言えば関西弁。
普段そんなに思わなかった事なんですが、今回の役者陣の関西弁がもうエセ関西弁過ぎて、それがもう苦痛で苦痛で…
いやそれは内容とは全然関係なく、別に作品の良し悪しを語る要素ではないのですが…酷かった。
他にも酷いヤツはいくらでもあるんですが、なんか…コレは…キツかった…
蛇足の蛇足の蛇足の蛇足:引っかかると言えばこの作品、上映館、上映回数が極端に少ないですね。全国的に。
愛媛県松山市では上映すらしてないとの話。
いわゆる「不都合な真実」てヤツなんですかね。
まぁこの作品がどこまで脚色されてるかが判らないので100%擁護する事が間違いなのかもしれませんが、なんか…意図を…感じざるを得ませんっ!!!
蛇足の蛇足の蛇足の蛇足の蛇足:劇場に行くと必ず「映画泥棒」が流れてるの観ます。
劇場に来た人って入場料払ってますよね。
アレ…いるのかなぁ…