女囚701号 さそりの作品情報・感想・評価

「女囚701号 さそり」に投稿された感想・評価

梶芽衣子カッコイイ。渡辺文雄のサディスティックぶりがよい。
koko

kokoの感想・評価

4.5
班長の片桐(横山リエさん)も良い。
1972年公開の女囚モノ

3作あったので一気見です♪

何やらかなりギャグだったけど、こういう世界観なのでしょう(笑)
時代もあるし。



警備ザル過ぎの刑務所から脱走した松島。
が、捕まり、独房へ。

松島は、囚人や刑務官達によるリンチ、懲罰に耐えつつ、復讐の機会を伺う……



顔はやめな、ボディ、ボディ( ´∀`)

どんだけボコられてもサラサラヘアーとアイラインはそのまま!
うん、まぁいいや(笑)
芸能人は顔命!

一方、松島を襲うババア囚人は、ガラスに顔面から突進!
そして何故か桃鉄のボンビーみたいなメイクでキレるw
何があった(笑)?!?!

悪役登場にはデデーーン!と音楽♪
いきなりお空が世紀末!

そして、やっとこさエロス☆
とレズっていたのに、行為中ずーっとイビキが聞こえる始末(笑)
おい、空気を読め(* ̄∇ ̄)ノ

ラストは男を囲んでわっしょい!わっしょい!
もちろん色々全然映りません(泣)

その他、とっても元気にダイイング・メッセージを残したり、とにかくツッコミ所満載でしたw

復讐に出た松島も、ナイフで突くはずが、何故か太もも刺してるし(笑)
どんな構えしてんの??


そんなわけで、一作目だからかエロもバイオレンスも足りませんでした~
私が色々と想像し過ぎてたのかもしれないけどw

さぁ、次いってみよう(〃∇〃)
akiLa

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5.0
最高すぎる。寺山修司もの、唐十郎もの、暗黒舞踏ものみたいなのって今も現存してるけど、こういう、ジャンル分類不可能なもの、
おそらく人間の恨みや冷酷さ、愚直さからくるやさしさを体現するような世界観ってのは、やりたい。
顔のドアップが映る作品が昨今では減ってきた。今こそ復権の時ではなかろうか。
ツイッターとかでは、性を中心とした差別に関する議論がピーチくぱーちくこざかしいけれども
40年前の日本で、こんな作品があったことを、誰が知っているだろうか。上滑りの議論にしか思えなくて辟易する。
毒を背負った女の逆襲劇!!!

デフォルメされた演出に最初は戸惑ったが最後はかなりつかまれる。面白い。
uz

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3.8
ようやく梶芽衣子を認知
りく

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4.1
ヒロインの梶芽衣子が無表情なので、
カメラワーク、構成、場面転換でそのおぞましさを更に助長している。
そして女囚という、社会的罰則を受ける女性陣のキャラクターなるや。
集団心理をこれまでかというくらい恐ろしく描いていて、これはただのヒロイン映画じゃない。権力や集団による精神の問題を、さそりという寡黙なヒロインを通して見る社会風刺だ。
それが、こんなにもカッコいいヒロイン映画を誕生させてしまったのだから、梶芽衣子という女優がこの映画に掛けた執念は本当に恐ろしい。
Uan

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3.5
「手足を縛られてるのに、どうしてあいつに味噌汁をかけれたんだい!」。マジシャンさそり。
滝和也

滝和也の感想・評価

4.0
強烈にして苛烈!
その鋭き眼光に
燃える蒼き復讐の炎!

タランティーノも愛した
梶芽衣子様主演!

「女囚701号 さそり」

狂乱の70年代、劇画ブームの中、産み落とされた女囚ものにして復讐劇、さそりを原作とした東映プログラムピクチャーですね。正にB級カルトの傑作。

東映には本格任侠路線や実録モノ以外にもポルノ路線、コメディ他バイオレンスものと、ヤクザ映画と併映されたりしたB級の作品群があるんですが、こちらはその中でも、クエンティン・タランティーノも大ファンと言う強烈な作品。

脱獄する女囚701号、松島ナミ(梶芽衣子)。話のできないユキと共に捕まった彼女は刑務所に引き戻される。嘗て恋人であり、刑事である杉見(夏八木勲)に裏切られ、収監された彼女の瞳には反骨と復讐の炎が宿り、刑務官、女囚らの陰謀、陰惨なリンチにも耐え抜いていく。そして…。

演じるは梶芽衣子。タランティーノも大ファンであり、キル・ビルは正に彼女に捧げた作品ですね。彼女が歌った主題歌「恨み節」もキル・ビルで流用されています。儚い美しさと眼光の鋭さを併せ持ち、体を張った演技がまた素晴らしい。ほぼセリフがなく、その反骨の姿勢、表情の演技だけで見るものを圧倒します(^^)後半の黒ずくめの衣装のカッコ良さも素晴らしい。復讐の女の象徴となり、他の作品でも用いられてますよね。

劇画を原作に持ち、その演出も劇画タッチにディフォルメされており、ちょっと笑ってしまう程ですが、それはそれで面白い。中でもシャワー室での班長格の女囚との対決は怪奇大作戦ばりのライティングやメイクで笑わせてもらいました。ナミの過去を語る回想シーンや復讐シーンなども舞台劇調であったり、青や赤のライティングが強烈で誇張されており、こちらも今見ると返って斬新です。

また刑務官もナチスイメージなんですよね。そもそも海外の作品で女囚ものはナチスが付き物でフォーマットされてますし。

更に懲罰労働のロケ地が仮面ライダーで使われた場所なんじゃないかな。崖の斜面にブーツ姿の刑務官が並ぶカットなんかは正にゾル大佐がたくさんいるショッカーですよ(^^) その中にトカゲロンを演じた堀田眞三さんがいますし(笑)

刑務所所長を演じるは渡辺文雄。良くドラマでも見かけた俳優さんですが、梶芽衣子を目の仇にする悪役で迫力あります。また刑務官の中にはピラニア軍団から室田日出男。小林稔侍の顔も。小林稔侍さん…女囚さん達に襲われちゃいました(笑) ある意味美味しい役です(^^)

考えてみれば、こちらも東映お得意の我慢劇。主人公が我慢を重ねて、そして目的を遂げると言う展開の応用ですね。健さん程我慢しませんが(笑) 陰惨なリンチや陵辱、殺人とバイオレンスに溢れており、今ではTVでは流せないレベルですし、タランティーノがファンなのもわかりますね(^^) またポルノ要素も分断に入ってますが、あそこまであっけらかんとバンバン出されるとエロスは最後感じなくなりますわ…(笑)

強烈過ぎて正に傑作です。シリーズ見てみようかな(笑)
tak

takの感想・評価

3.2
#「キル・ビル」のルーツを探せ
(その1)

 70年代の東映アクションもの・・・僕にはおそらく最も馴染みの薄い時期の映画。そして”女囚もの”。僕ら世代だとリンダ・ブレアの「チェーン・ヒート」があるけれど、暴力・エロ満載という作風は好んで観るものでもなかった。だいたい女性がいたぶられる映画って嫌いだから。しかぁし!本作はまさにそれ。恋人だった刑事に騙されておとり捜査に利用され、ボロ布のように捨てられた主人公松島ナミ。刑事に包丁で斬りかかったところを捕らえられてしまう。彼女は復讐に燃えていた。刑務所の中での仕打ち、扱いはこれでもか!というくらいに陰湿。普段ならもう十数分で投げ出してしまうところかも。

 でも面白いのね、これ。デビュー作だった伊藤俊也監督は”劇画調の演出”ということで数々のアイディアを盛り込み、飽きさせない。劇画のコマ割りの様にアングルが斜めだったり、下から見上げたり、明暗がやたらと強調されていたり、時折入るクローズアップが妙に印象的だったり。時代が時代だけに、反権力的な描写があるのも見逃せない。冒頭君が代をバックに刑務官の表彰が行われる場面。ナミの脱走で式はぶち壊しになり、賞状は無惨に踏みつけられる。ナミが悪徳刑事に処女を奪われる場面、白いシーツに広がる赤い血は日の丸を思わせるじゃない。女囚がいきなり髪逆立てて襲いかかったり、派手なライティングがあったりと、まるでホラー映画。

タランティーノのアイドル梶芽衣子はひたすらカッコいい。次々と降りかかる危機をクールにかわしていく姿が何より面白い。クライマックスに出てくる黒一色の服装につば広の帽子姿!一度見たら忘れないね。ユマ・サーマンがこのファッションやったら笑っちゃうぞ。作業所の奥でサイコロ博打しているところは任侠映画まんまだし、暴動(「アバレをやるよっ!」)を起こす女囚達に「しずまれーっ!」って時代劇じゃないんだからさ。

 刑務所長や事件の黒幕の薄暗い部屋に差し込む照明は「スケバン刑事」の暗闇指令の部屋みたい。そういえば「スケバン刑事」が製作されるとき、アイドル路線でいきたいフジテレビ側と東映は意見が違っていたらしい。東映側が求めていたのは、この「女囚さそり」の空気だったのだ。マッポの手先にされた女子高生の哀しみと悪への怒り・・・うーん、なるほど納得。ビデオ観ている僕の後ろで配偶者が「何か嬉しそう」と言う。エロが多いのは確かにあるけど、墜ちるところまで墜ちる女性の話はやはり苦手なのだ。それでも、男を社会を悪を恨むヒロインの姿に魅了されたのは間違いない。
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