ジョジー

家なき子 希望の歌声のジョジーのレビュー・感想・評価

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)
4.1
吹替版で見てきました。さすが児童文学の名作! 少年レミの辿る道筋は分かっているはずなのに“がんばれ”と応援したくなるし、“そんなぁ…”と悲しくもなる。
年老いたレミがベッドサイドストーリーとして自らの昔話を子どもたちに話して聴かせるというスタイルと、レミが素晴らしい歌声の持ち主という少し趣向を凝らしてるところも良かったです。
レミの美しい歌声を予告編で聴いて興味が湧いたんですが、本編では足元からぞくぞくするくらい鳥肌もので、劇場で観て良かった〜って思いました。
動物と心を通わせ、歌声だけでなく心も美しいレミは言うまでもないんですが、私的には旅芸人の親方ヴィタリスの優しくて大きな包容力に心動かされました!
様々な出会いと別れを繰り返しながら、困難を乗り越えるレミの成長譚であり、親方・犬のカピ・お猿のジョリクールとの波瀾万丈な冒険譚でもあり。
レミ役の新星マロム・パキン君は歌声もですが、とても可愛いです(わんことお猿さんもね)。そして、南フランスの色彩豊かな風景にも、何度も目を奪われました。とても良かったです。

2020年劇場鑑賞88本目
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