ShigeyukiFuruta

家なき子 希望の歌声のShigeyukiFurutaのレビュー・感想・評価

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)
4.1
癒し…心が清らかになる……


家なき子はハウス名作劇場で見てました。そちらは主人公レミが女の子で、ちょっとした恋愛要素がありました。女子向けに作られていたのかな?一方、こちらのレミは男の子。原作でも男児のようですね。彼が旅芸人のおじいさんと共に旅をしながら、成長していくと言うお話。

このおじいさんがレミ想いで、常にレミのことを考えてくれていましてね…旅をする中でレミの将来を見据えながら、おじいさん自身も迷い、葛藤する。孤児であることは不幸だけれど、こうやって家族以外の素晴らしい関係があれば、決して不幸とは言い切れないという、人間関係の尊さとその難しさが胸に染み込みます。

美しいヨーロッパの街並みに、他の心優しい登場人物、そしてかわいいワンちゃんとお猿さん。
見ていて、心が浄化されていきます。悪人ももちろんいるけど、彼らは救いようのない根っからのクズで、ちゃんと因果応報されるのが良いですね。