バタコ

家なき子 希望の歌声のバタコのレビュー・感想・評価

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)
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幸薄い美しい少年から、いっきに幸せそうなおじいさんへ。いい人たちに出会えてよかった

他のユーザーの感想・評価

シマ

シマの感想・評価

4.2
王道な内容かもしれないけど、それでも観終わったときには暖かい気持ちになれた
ストーリーは良いと思うのですが、あまり感動しませんでした。
たぶん、何かが足りないのでしょう。
レミの歌うシーンが少なかったからなのか、
ラストで 車イスの美少女リーズとの再会シーンが無かったからなのか・・・。

同じように子供が歌う映画なら、
先日見た1937年制作の『オーケストラの少女』の方が感動できました。
(『オーケストラの少女』は名作なので、比べるのは酷かもしれませんが・・・)

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ここから少しネタバレです。



あんな赤ん坊の頃に聞いた子守歌を憶えている人なんて、いるのでしょうか?
あと、孤児院の子供が『(リーズに)また会えたの?』と訊ねるシーンが有りますが、
同じ孤児院の建物の中にリーズも住んでいるのですから、知らない筈はないですよね。
Hipo

Hipoの感想・評価

3.6
暖かくて純粋で美しい。
繋がれる命、愛。記憶と音楽、血の繋がりの愛も繋がらないでも生まれる愛も。
情景もとても良かった。
omochichi

omochichiの感想・評価

3.7
お話の冒頭からファンタジーの入り方でわくわくしたけれど、童話のお話は知りませんでした

育ててくれたお母さんも、拾ってくれたおじいさんも優しい人でレミの人生でほんとうに大事な人達。

心ない人や苦しい状況も出てくるけれどその時は誰かが助けてくれる。人に助けてもらった優しさを誰かにまた渡してあげれる生き方をしたいな
同情するなら金をくれ

的などろどろした刺激的な内容ではなく児童文学的な優しい作品です。ダイジェスト版のような大雑把感はありますがサクッと解りやすい感動も。
LIVERPOOL

LIVERPOOLの感想・評価

3.9
綺麗な歌声と純粋さを持った出生から不遇な少年。
不信感しかない旅芸人の老人と出会い、生きることの自由さと想いの繋がりを知る。
大切な人との出会い。
境遇の真実。
邦題の胡散臭さがぶっ飛ぶ程のホットムービー。
親方のストーリーも重厚でギャップをもたらしてくれる点も良い。
普通にミゲル君思い出した。
ミゲル君とおじいさんと犬と猿による冒険。
ミゲル君の「しょ~しゅ~りき~」をもっと聴きたかった。
おじいさんがとてもいい人でしたね。
犬も狼に立ち向かう姿が勇敢でした。
猿は癒しでした。
観てる内に結末も何となく分かってきてしまいますが、個人的にはまあまあ楽しめました。

2022年152本目。
ぽむ

ぽむの感想・評価

4.0
素敵なお話だった。ときどき悪い人が出てくるから胸が苦しくなった。男の子の歌声がタイトルにもある通り素敵なのでもっと聴かせてほしかったな~。
odyss

odyssの感想・評価

3.0
【原作の無理な変更が後半の不出来につながる】

昔懐かしい『家なき子』の実写映画化、となれば見に行かないわけにはいきません。(私が昔懐かしい、というのは日本アニメではなく、フランス文学である原作を小学生向けにリライトした小説のことです。)
私の住む地方都市では吹替版しか上映していないので、そちらで鑑賞。

途中までは、原作との多少の設定変更があってもあまり気にならなかったのですが、ラスト近くになると、設定変更の無理がこの映画の出来栄えそのものに関わってくるのだ、と痛感させられました。

最も問題なのは、原作のリーズを、アーサーの代わりにしちゃったことですね。
これによって、主人公レミの本当の母親が誰なのか、という基本的な構図が変更を余儀なくされてしまう。
なぜならリーズはレミの妻になることがあらかじめ決まっているのだから、リーズをアーサーの代わりにしちゃったら、レミの母親も別人にしなくてはならない。

でも、それって、本質的に貴種流離譚であるこの原作を変更することになるんですよね。

だから、ラストあたりのまとめ方が説得性を欠くのは当然のことなのです。
まあ、ドリスコルにレミが引き取られた後の、ヴィタリス親方の、「これって、活劇映画だったの?」と言いたくなるような活躍ぶりも、無理目なんですけどね。

あと、原作のマチアが出てこない代わりに、レミの歌の才能が前面に出ているのだけれど、これって無理じゃないですかね? だってレミは作品当初で10歳、まだ変声期を迎えていない男の子なんです。変声期をへたあと、どういう声になるかは分からないじゃないですか。それだけじゃなく、作中でレミが歌を歌って聴衆を魅了するシーンが圧倒的に不足している。

というわけで、後半は色々文句を言いたいところがあって、前半の調子が維持できなかったのが残念。
キレイな子、綺麗なお洋服。
筋は普通のいつもの「家なき子」で、「希望の歌声」に期待して見進めたが、え、これだけ?って感じ。歌で成功したのはラストの壁にかかってるポスターでわかったが、歌ってるところを聞きたかった〜‼️消化不良〜〜:;(っ>~<c);:

おやすみなさいは、朝?明るい。

服がキレイすぎとか、子供が可愛すぎとか、ラストから現在まで端折りすぎ、わかりやすすぎとか、文字も読めないのに楽譜が読めるのかとか、その辺はまあいいです。映画なので。とにかく、タイトルに「希望の歌声」とあるので、ちゃんと聞かせて欲しかった。
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