夏だ、ギヨームだ、宝島だ!と楽しみにしていた作品観てきました。これはドキュメンタリーなのかな。それぞれのひと夏のドラマを切り取ったかのようなシーンが連なっています。井の頭公園の池を大きくしたような、パリ近郊のレジャーランドの池に遊びにきた老いも若きも男も女もみんな楽しそう。
人工ビーチがある人工池。川の一部を塞き止めた中洲の島に作られたみたい。
このピラミッドみたことあると思ったら、『秘密の森の、その向こう』で出てきました。
フランスは移民の国であることがよくわかります。ヴァカンスで遠出できない庶民の憩いの場所でした。
最後に登場した兄弟が可愛い。ちっちゃい弟が大きなお兄ちゃんの真似をする。かくれんぼなんて微笑ましい。お兄ちゃんは弟相手に英語を教えている。弟思いのお兄ちゃん、片手で弟をぶら下げていた。
サマーランドやよみうりランド、向ヶ丘遊園を思い出したけれど、森に囲まれ、レジャー施設以外の自然が豊かでのどかなところはやっぱり井の頭公園に似ている。
水辺が恋しくなり、夏の終わりの寂しさも一足先に感じられる映画でした。
ここからは思い出話。(すみません、西東京限定)
昔は井の頭公園にもプールがあった。とにかく冷たい。唇が紫になるほど。湧水を濾過して使っていた。かつてあった京王遊園のプールも寒かった。誘われても気がむかなかった。子ども同士で行ってよかった浜田山のプールは人気で芋洗い状態で生温く底が見えない(笑) 淀んだプールの後は辛子の効いたコンニャクおでんを食べたのが毎夏の思い出。玉川遊園(東横線の多摩川園とは別)のプールは好きだったが遠くて。他にも多摩川沿いには数多くの遊園地とプールがあった。豊島園は遠くて行ったことがなかった。
映画の中で、遊泳可能の仕切られたところ以外の池は遊泳禁止だった。井の頭公園の池も泳いでいる人がいない。藻がぬるぬるしそうだから当然だが、かつては池の一部でこの映画のレジャーランドみたいに仕切り遊泳できたそう。