前髪メガネ

糸の前髪メガネのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
3.5
先行上映にて鑑賞。
中島みゆきの名曲「糸」にインスパイアされて作られたドラマ映画。
元々名曲ではあったけど何年か前にタイアップで使用されてブームになりおそらくそれを機に制作されたのだと思う。

物語としては平成元年生まれの男女2人が中学時代に初恋に堕ちるも家庭の事情などで離れ離れに、その後偶然再会するも個々のタイミング的に発展することもなくお互いの人生を歩んでいくも完全には忘れられないといった内容を平成時代の実際の出来事を織り交ぜて作られている。

思っていたよりTVドラマの様な構成でヒットさせたらドラマ化もしそうだなぁといった感想。実際TBSが絡んでいるし。
わかりやすく泣きポイントも数カ所あるので泣きたい!って人にはオススメです。

個人的には思っていたより んー、といった感じで、この物語で何よりも主役であるはずの「糸」の使い方のセンスが好きになれず入り込めなかったのが大きな要因でしょうか。劇中でも流れるのですが、そのタイミングはバッチリで文句は無いのですが、寧ろ曲の終わらせ方が乱暴過ぎて醒めてしまいました。bgmはあくまで演出の一環なので物語を盛り上げる役割とは言えその終わらせ方切り替え方にもう少し拘りがあったらなぁと。

そしてこれはもっと個人的な感想になりますが、菅田将暉といえば仮面ライダーWなのですが、今回の役名が漣ということで相棒の桐山漣を連想しニヤニヤ。11周年のサービスか?とか思いつつ、平成が進み平成21年が近づくにつれそろそろWに変身しなきゃだよフィリップ!とか心の中で叫んだりしてましたが、逆に菅田将暉の11年の成長を一気に感じてしみじみとしたりしてしまった😌
あの頃はまだ16歳とかだったのが今ではもう父親役もやるようになったのかと思うとめちゃくちゃ感慨深い…
あ、あと後半には仮面ライダー龍玄のミッチこと高杉真宙も登場。菅田将暉と並ぶことはなかったけど実質MOVIE大戦。平成の歴史を一部だけど振り返られた😌
前髪メガネ

前髪メガネ