たき

糸のたきのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.0
「糸」を観る。再鑑賞。

ガッキーに続きとうとうダースーと小松菜ちゃんが結婚してしまっ…ご結婚されたということで。
俺はいったいこれからどうすれ…本当におめでとうございます。
かつては蹴り殺し、かつては蹴り殺された間柄のふたりがまさかこんなことになるとは←混ぜるなキケン。
記念といってはなんですが、気づいたら再生してしまっておりましたすみません。
コロナ禍であるにも関わらず、ビクつきながらも劇場まで観に行ったことを思い出します。

正直物語の展開がせわしないです。
災難という災難を、駆け足で詰め込んだ感がどうしたって否めない。
それほど世界は過酷で、別れと出会いに満ち満ちていることを端的に示したかったのかもしれな←中島みゆきもしくは小松菜ちゃん補正ですねわかります。

繋いだ手は引き離されるためにあり、信頼は裏切られるためにある。
世界はいつだって辛辣で、人ひとりの運命なんてしょせんすぐにほつれて断ち切れてしまうか細い糸のようなもので。
こんな糸がいったいなんになるのかと、何度うっちゃってしまおうと思ったか知らない。

だけどそれは例えば、自分のほうがよっぽどひどい傷なのに、当たり前のように相手を気遣う「だいじょうぶ?」であったり、
冷たい水の中を、震えながら昇ってゆく君を励ます歌だったり、
ふんぎりのつかない背中に投げつけられるどんぐりや、泣いている背中をそっと抱きしめてくれるこころだったり、

差し伸べてくれる手があるから、ひとは立ち上がれる。
差し伸べたいと、思えるひとがいるから、この煉獄を生きていける。

逢うべき糸と出逢うことで、ひとはどこまでも強くなれる。