シネオ

糸のシネオのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.0
清い映画だった。コロナ禍で延期だったけど、無事に観れてよかった。

恋愛映画では珍しい30年という長スパンの物語だから、登場人物やシーンは多い。さらには虐待や震災など平成の時代性も盛り込んでいるのに、上手くまとまっている。さすが瀬々監督だなぁ。

菅田将暉、小松菜奈、榮倉奈々、成田凌、二階堂ふみ、斎藤工、山本美月、倍賞美津子ほか、主役級の俳優陣が、誰一人欠けても成立しない。こういう映画好き。

菅田将暉さん小松菜奈さんが繰り返すワンカットの涙。それだけでもすごいのに、感情の意味まで表現する力量に驚きました。異国の地で泣きながらカツ丼を食べる小松さんのシーンは、一生忘れないよ。今年のアカデミー賞も狙って欲しいな。

「人は出会うべき時に、出会うべき人に出会う。」このセリフに、いろんな人を想い出しました😊
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