結婚を目前に控えた兄・健治の浮気現場を目撃した高校生の洋子は、好奇心に突き動かされて浮気相手の女性・美沙と対峙するが、美沙の独特の柔らかさや強さと脆さにひかれていく。
そして衝動的に、洋子は美沙にある共犯関係を持ち掛ける。
「兄の結婚式を壊してみませんか」
この一言で物語が急加速していく。
ミサと話していくうちにミサが悪者の全てではないことが分かり、ミサの持つ空気感に魅了されていくヨウコ。
ケンジが全ての悪なのはみんなが分かっているのに、みんなそれぞれが辛い思いを味わうのが「浮気」だし「浮気の代償」。
それなのにバレてないと思って浮気を続ける男どもは相当クズ。
カホの強さに「ずぶとい」と思うがラストの結婚式のシーンで「愛は寛容であること」と言っていたように浮気をされたされなくても夫婦になるということは何事も寛容にならなくてはいけないのかもしれない。
そして、カホにはないものをミサは持っていて、ミサにはないものをカホは持っている。ヨウコはそのことをミサと仲を深めることで知っていったんじゃないのかな。
結婚式を壊そうなんて考えるヨウコもクズだし、既婚者と知りながら関係を持ったミサもクズだし、結婚するのに浮気するケンジもクズだけど、ヨウコはケンジを一人の家族だから想ってと思えば、ヨウコが取った全ての行動に納得ができるような気がしますね。
わたしは、この結婚式をきっかけにみんながリセットし新たなスタートを切れたんじゃないかなと思います。
一見ミサはキャバ嬢とかやってそうな派手そうな見た目なのに、派遣のOLやってるところが親近持てた。