SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で鑑賞。
よく練られた脚本、キャストの配置、演出、カット数･･････今のところどれをとっても文句が出てこない。完璧な傑作。
1人の女子高生を追った青春映画であり、家族愛、男女の関係、年齢差を超えた女の友情も描かれている。加えてコメディで笑わせてきてるシーンもあったり、こんなにも贅沢に盛り込んでいるのにストーリーが全く破綻していない。これはちょっと奇跡だ。
優しいが優柔不断な兄。お互いの性格が掴めず未だ馴染めずにいる兄の婚約者。そして偶然見てしまった兄の浮気相手。
この3人の中心にいる女子高生・洋子を演じた笠松七海さん。その時の心情がちゃんと観ている人に伝わる静かだが微妙な表情の付け方が抜群に上手い。本公開されたら間違いなく賞レースの主演女優賞に登って来るだろう。
