ふーたら

音楽のふーたらのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
3.9
新型コロナウィルスの影響で、新作の公開が延期になっていますが、それで見逃していた作品が観られるってことが、不幸中の幸いだったりします。

この「音楽」も観たかったのに、見逃していた1本。

観たいって気持ちが引っ張られた結果、ついついハードルが上がっちゃいがちなんですが、この「音楽」は、高くなったハードルを楽々とクリアしちゃいました。

のほほんとした、不良トリオが、偶然ベースを手に入れたことにより、バンドをやろうって事になって、ベース2本とドラムってな奇妙なバンドが結成されて、地元のフェスにでるってお話し。

ただの一本調子のベースとドラムなんだけど、昔の前衛ロックな感じがして、なんとなくココロが揺さぶられます。

ビートルズ、ツェッペリンとかピンクフロイド、キングクリムゾンなんかのオマージュ(?)もあって、意外にしっかり音楽的にも聞かせる感じ。

ベースのペグを見て、音をぎゅーんってする(?)ために付いてるもの、ってとこ、かなりツボっちゃって、声を上げて笑っちゃいました。

この「音楽」が北九州で観ることが出来て、T・ジョイさんには感謝しかないです。
やっぱ、アニメ観るなら、T・ジョイって感じ。

それにしても、金曜日の19時25分からの回だったんだけど、メンズデーで、客が私一人ってのは、ちょっと寂しい感じではありましたけど。

2020年に劇場で観た映画の中で4位(47本中)です。
「フォードvsフェラーリ」、「EXIT」、「パラサイト」に次いでの4位ってことです。
(本数は新作、および準新作の劇場鑑賞本数で、複数回鑑賞も1本でカウントしています。)

(2020/06/05 T・ジョイリバーウォーク北九州 2D)
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