花俟良王

ジョアン・ジルベルトを探しての花俟良王のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そもそもの「僕(そして死んだ著者)が好きなんだから会って欲しい。なんなら目の前で歌って欲しい」という考えがよく分からない。だからなのか、垣間見える自己陶酔的な演出も鼻に付く。マネージャーに会えるのなら最初からそこを目指せばいいのでは。そしてラストシーン。なぜ、あそこでカットしたのか。なぜ最後まで聴かせないのか。そもそもあれは本当の出来事なのか。やはり監督の余計な作為が邪魔をする。

と、文句をつけたがるのはジョアン・ジルベルトが好きだから。映画的には素晴らしいラストシーンだと思う。

そしてパンフレットにある、日本人プロモーターが書いたジョアンとのやりとりを読んで、グッとこの映画のリアリティが増した。

不思議な男を追う不思議なドキュメンタリー、という結論に落ち着いた。