さよこ

リスペクトのさよこのレビュー・感想・評価

リスペクト(2021年製作の映画)
3.6
※2021年に試写会で鑑賞※
※過去に鑑賞した映画の投稿が続きます🙏
※当時の鑑賞メモを観ながらのレビューなので薄味です。
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🎤全体の感想
彼女の人生が濃すぎて身につまされる思いだった。そして主演のジェニファー・ハドソンの歌声が凄くて、ぶわって鳥肌立って最後泣いた。

🎤2時間22分
わりと長尺な本作。けどカットして良いシーンが一つもない。幼少期からのエピソードはとても濃いし、デビューしてからのサクセスストーリーも欠かせない。そして集大成ともいえるアルバムも。彼女のルーツがたくさん知れてよかった。

🎤スコア
感動するシーンもありつつ、いまいち主演の演技にハマり切らなかったのでこのスコアにしてます🙏

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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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🎤アレサの描写
上目遣いで口元だけで笑い、彼女の感情が読めないときがあった。そういう演出なのかもしれないけど、この上目遣いの顔ばかりなのでちょっと物足りなかった。歌は上手なんだけど…演技はちょっと好きになれなかった。

🎤アイデンティティ
自分の道を切り開くための切り札が『あなたたちと仕事はしない』というもので、自分の身を人質にしないと交渉できない悲しさがあった。もっと交渉できるものはたくさんあるはずなのに、自己肯定感が低くて交渉カードが思いつかないんだろうなと思ってしまった。

🎤アレサの恋愛
怖いもの知らずな男は、ときに自分を狭い世界から連れ出してくれるし、きっと頼れる存在だったんだろうな。ただ自分の欲に忠実なそのエネルギーが自分に向けられたときが怖いよね。DVは最悪だけど、彼女自身も''今の自分に必要な人''として、テッドを利用してる気もするからリターンとバランス取れてないけどどっちもどっち感はあった。

🎤イヤだったシーン
レコード会社への売り込みは、パパが犬を連れ回してるみたいに感じて凄いやだった。けど選ぶ男が奇しくもパパと似てるんだよね…

🎤その他、いろいろ
・ママのお見通し感が凄い
・ずっと自分を責めてるの哀しい
・怖い思いしてまで、男へのディスを歌に乗せるのは圧巻だった。
・何を歌いたい?に答えられないシーンは印象的。
・セッションしながら(自分の意見を尊重してくれる)バンドメンバーたち、最高。
・アレサの実家は三姉妹だし、男を立てるタイプのママがいたんじゃ男一人のパパは王様のような振る舞いにはなっちゃうよなぁ…。パパが育った環境もよくないと思う。
・殴られるかもしれないのに強気で反論するの凄い。こわい。

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過去鑑賞作品のレビューは以上です🙌
また上映中作品のレビューを投稿していきます☺️
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