shun

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46のshunのレビュー・感想・評価

2.1
なんだかなあ..前作のほうがまだ良かった。
最初に書いておきますが乃木坂46は大好きです。

「ドキュメンタリー映画」らしいですがそもそも監督のビデオ日記みたいな感じ。何度も何度も監督が思ったことや感じたことが挟まれてうーんあなたの気持ちばかり見せられても、、と思ってしまう
彼を通じて見た乃木坂46でしかなくてどこかテロップとか質問とかにも違和感というか気持ち悪ささえ覚える部分も。
与田さんに血液型聞いて「O型」って言われたあとの「O型は、、いいですね」とか意味わかんなかったし相手も困惑してたし、、
「招かれたりもした」ってテロップあったけどそもそも日本語として文法が間違ってる!
全体的に雑でファンしか楽しめない内容というかファンでも違和感を覚える内容なんじゃないだろうか


そして「アイドルも乃木坂も全く知らない」状態で「内容は何も決めない状態で撮影を始めた」とありましたがそれにしては出来すぎじゃないか?
明らかに「西野七瀬を送り出す」をコンセプトにされて彼女の門出をさらに晴れやかに、さらに感動的にするための一要素としか思えない

「一人一人話を聞くことに」と最初に言っているくせに最終的に使われているのはまあおなじみの"人気メンバー"。
偏りがありすぎる。前作から人数も増えてるし大変だろうけどほんとに乃木坂の表面的な部分しか伝わらない内容な気がする

構成は西野→齋藤→西野→齋藤、間に与田と生田、白石みたいな感じです。

正直もともとそこまで西野さんが好きでは無かったのですがこの映画を見てそれが変わることは無かった。
彼女の旅立ちのためにレコ大、紅白、卒業と全てがお膳立てされてて映画にもされる。
彼女は「乃木坂ってなんかすごい力があるグループ」と言っておりましたがそりゃあなたはそう思うでしょう。でもその裏で全く報われずに散っていく人たちもいるのだからそこにも焦点を当ててほしかった。ただただ乃木坂のいいところ、清いところだけをまとめた感じにすごく違和感。
前作ではスキャンダルのこととかそれぞれの掘り下げとかもきちんとしてたけどこの映画は全く無い。
「誰の頑張りでもどうにもできない見えない力」というのはお金とか人気、知名度じゃない?

齋藤飛鳥さんのパートはとてもよかったです。結構時間使って同窓会やら成人式やら一人旅行やら彼女が過去と現在の自分と向き合う様子が収められていた。やっぱり顔も美しいですね。今までの苦悩とか葛藤をあんな上手に言葉にできるなんてすごいなあと思った。

与田さん、生田さん、秋元さんも時間は短くともそれぞれ濃い内容でした。
大園さんと齋藤飛鳥さんのシーンも今となって観ると感動的

西野さんのめっちゃ豪華な卒業への道と齋藤飛鳥さんの内面がAVの導入みたいなインタビューとドラマチックなクラシック音楽に乗せて描かれる2時間
ファンなら観て損はないんじゃないでしょうか、、?
shun

shun