rage30

だれもが愛しいチャンピオンのrage30のレビュー・感想・評価

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障害者のバスケットボールチームのコーチになる男の話。

実際に障害のある人を集めたという、キャスティングが素晴らしかったですね。
とぼけた様な風貌は、異様な存在感を放ってしましたし、マイペースで主張の激しい性格には笑わせてもらいました。

物語的には傲慢だった男が障害者との交流を通して再生する話で、ベタと言えば、ベタな話です。
また、スポーツを題材にしていますが、チームが強くなっていくロジックが不明瞭なので、成長物語としてのカタルシスはあまり感じられません。

やはり、本作は物語云々と言うよりも、役者達の生き生きとした演技を楽しむべき作品なのでしょう。
障害者の感動話ではなく、彼らのユーモアを是非味わって欲しいなと思います。
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