ケイスケ

ルクス・エテルナ 永遠の光のケイスケのレビュー・感想・評価

3.0
鑑賞前に注意書きが出てきますが、ラストにマジでドギツい点滅があるため苦手な人は注意した方がいいですね。

『アングスト/不安』のレビューをした際に触れましたが、ギャスパー・ノエ監督はフランス国内でこの映画のVHSビデオを購入して少なくとも50回は視聴したとのこと。このおっさんがやべー映画を撮り続けているのはアングストのせいだったか😅

女優のベアトリス・ダルが初監督を飾る魔女狩りを題材にした映画の撮影現場。この日は主演のシャルロット・ゲンズブールが磔にされるシーンを撮影する予定だったが、監督を降板させたいプロデューサーとそれに同調する撮影監督やシャルロットを自分の作品に引き抜こうとする新人監督など、それぞれの思惑が入り乱れ現場は大混乱に陥ってしまう。

『カノン』や『アレックス』など賛否両論の映画を撮り続けるノエ監督。別に嫌いじゃないですけどこの先、観返すことは無いだろうな😅笑。でも前作の『CLIMAX クライマックス』 はトリップ感覚も味わえて、なかなか面白かったですね。ノエ監督には珍しく短いスパンでの公開。

サンローランのアートプロジェクト「SELF」の一環として制作された本作。正直に言っちゃいますけど、本作に関してはハッキリいって付いていけない。別につまらないわけではなくギャスパー・ノエに付いていけてないだけで笑、「理解できないなら理解してやろう」と意気込んで観る分には、まあ、うん…面白かった…?です?(困惑中)

ラストの磔のシーンから強烈な点滅が始まりますが、エンドロールまで続くうえに点滅がどんどん激しくなるため、もはや背景は見えなくなり点滅だけを見続けるという異常事態に。とにかく出てくる奴らが見ていて本当にイライラしてくるので不条理系好きにはオススメですね。

しかしシャルロット・ゲンズブールの作品選びすげーな。『アンチクライスト』とかさ。アレもわけわかんねぇもん。なんとなくだけどギャスパー・ノエの映画が好きな人ってラース・フォン・トリアーの映画も好きな気がする。たぶん当たってると思います😅笑。