ルイまる子

ミッドウェイのルイまる子のレビュー・感想・評価

ミッドウェイ(2019年製作の映画)
4.0
パールハーバー停泊中の米戦艦を日本が攻撃する1941年から4年前、日本に派遣されてたいた日本通のレイトン少佐がアメリカに帰国するので、夕食会をする所から始まる。ハーバード大に留学経験あるトヨエツ扮する山本五十六が友人で、英語べらべら日本語べらべら同士がちゃんぽんで会話する。日本の使っている石油8割をアメリカから買っているのに、その国とどうやって勝つんだい?というような事を(言外に言ってた気がする)、今陸軍が南京などに対し抗戦的だが、アメリカと戦争したくないから脅すなよ、追い詰められたらウチらもやるよ、みたいな会話だったような気がする。そこでなんか知らないが、カンパーイと先程皆でやったウイスキーの中身を「Mrやまもとのグラスの中身はチャイニーズティーだった、という話を聞きましたが、トリックですね」とレイトン少佐が言い、ニヤリ、みたいなシーンがあるが、これから始まる海戦を予感させる導入なのかもしれないが、は? そこで何故、チャイニーズが出てくるのか、とは思った、、、ティーだけでいいんじゃ?ところどころに中国が出てくるわ、、パラシュートで助かったパイロットは中国に不時着して、そこに英語の喋れる先生が出てきて通訳したり、日本に空襲した(ミッドウエイの2ヶ月くらい前の話)とか、その時は中国人とアメリカ人でイエーイ!と喜んで見せたけど、それ以外にアメリカバンザイとか日本コンチクショウ!とかいう場面はない。

中国資本の映画だから、中国人をアメリカ寄りに見せるのは判るが。。

空母ホーネット、に比べ、日本の「赤城」「南雲」「飛竜」等の方が遥かにハイテクだったらしい。

AFとは暗号でミッドウエイの事らしい。何度も打電するがバレバレで。。傍受され逆におびき寄せられた。しかし、ここまでイノセントに打電し、傍受されてることも知らず、トヨエツが最初に言ってた様に、気をつけなきゃいけなかったよねぇ。。


旧作も見たが、古い方のミッドウエイでは往年の大スターヘンリー・フォンダ、チャールトン・ヘストン、ロバート・ミッチャム、ジェイムズコバーン、三船敏郎はそこに立ってるだけでプレゼンスが違うんだよ、人間としての重みがね、。。に比べ、トヨエツや浅野は撮影に入る3ヶ月くらい前から酒断ちすればよかったよね。。やや二重顎が気になりましたよ。。。

ミッドウエイで勝利したアメリカ空軍は、同窓会が毎年行われていたが、2019年に92歳の最後の一人が亡くなったとか。80人のうち半分が戦死し、当時パイロットの数が足りずあちこちからよせ集めて来た精鋭とは言い難いパイロットが、歴史に残る良い仕事をした。


当時の日本政府は最大限に軍備にお金をかけかっこいいい戦艦を作ったりしたが、空母の上でギーコギーコ回して大砲?を急降下爆撃の飛行機に大砲を打つ兵士達の格好が江戸時代の農民レベルのダサさだった。私が勝手にダサいと感じただけですが。。でも、あれが本当の日本人なんだ。。無理しなくても良かったんだよね。あの姿が妙に記憶に残った。映画はそれを言いたかった訳でもないだろう。単に史実に忠実に描いたんだろうが、農民風のあの姿こそが日本人なんだな、レイバンのサングラスかけてるカッコいいアメリカ人と戦う器じゃなかった。

1日経って解ったこと。これは白人からの抗議映画だという事。黒人は一人も出てこない。Black lives matter、女性達やあらゆる差別されている側の人達から抗議のターゲットになっている「男、20-50歳、中流階級の白人」が主人公だ。

「俺たちがアメリカを守ってきたんだぞ!忘れんな!」というメッセージか込められた映画ですね、きっと。(あくまで私見)