ミッドウェイ海戦は太平洋戦争を語るに避けては通れない戦いであって、様々な戦争映画で描かれてきたものであると思う。太平洋戦争の転換点と言われる戦争だが、恥ずかしながらあまり知識はなく、暗号解読されて艦載機の兵装転換に戸惑ってたら空母沈められた程度しか知らない中で鑑賞する形となった。
1番驚いたのが、アメリカ軍が日本軍にここまで追い込まれていてそれを恐怖に感じていることが様々なシーンで描かれていた事だ。ミッドウェイはアメリカ軍にとって余裕な戦いだと思っていた。しかし、実際には本土防衛をかけた後のない、しかも結果も五分五分で分からないという事を兵士が思っていたというのは意外だった。
国のため、家族のために戦う兵士は、いつでもかっこいいし観ているとアツい気持ちになる。銃弾が飛び交う死の恐怖と隣り合わせの中でも、危険を顧みず任務を遂行しようする姿には胸を打たれた。
アメリカ視点なので、日本は敵役でもちろん最後は負けるので多少胸糞は悪くなるが、完全悪者に仕立てあげられてる訳でもなく、戦争を戦った兵士にはリスペクトが感じられた点はとても良かった。「この戦争を戦った日米全ての兵士に敬意を捧げる、海は全てを覚えてる」的なことが書かれてる最後のテロップが本当にカッコよくてとても印象に残った。
VFXを駆使した迫力ある映像や戦闘機のエンジン音はまるで自分も戦場に放り込まれた気分になったし俳優陣の演技もとても素晴らしかった。
