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リービング・アフガニスタンのmasaのレビュー・感想・評価

3.5
戦争映画の隠れた良作だった。
ソ連・アフガン戦争末期を描いていてなかなか視点がいい。

実行不可能な奪還作戦に挑んだ男たちの実話を描いたロシア製戦争映画。
1989年。10年にわたって続いたソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退によって終結を迎えようとしていた。そんな中、墜落した戦闘機の将軍の息子が捕虜になってしまい……

最初登場人物たちの地位と仲間などがはっきりしなくとまどったが、私服のおっちゃんが実はこの人偉いんじゃん(私服でもいいんだ)と思ったり、イスラム組織との闇取引などこの時代の戦争を感じる。

爆撃の迫力は半端なくものすごい。戦争は始めるのはたやすいが、終わらすのはほんとに難しい。映画のこの台詞が説得力を持って映像にせまる。やっと終わっても戦争は誰も幸せにはならない。参加した人を不幸にするだけ。
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