めあり

藍色少年少女~Indigo Children~のめありのレビュー・感想・評価

4.0

自然豊かな片田舎で繰り広げられる
少年少女たちのひと夏の物語。

現代ではあまり見ることがない、
どこか懐かしさを感じさせる演出は、
東陽一監督の「絵の中の僕のむら」を彷彿とさせます。

劇中の子どもたちが大人を笑顔にしていくように、
忙しない毎日を送っている私の心に夏休みをくれたような映画でした。

子どものようで、少しずつ大人の階段をのぼっていく子供たち
大人ではあるけれど、子どもの一面も忘れていない大人たち

人間は誰しも、子供と大人の一面を持っており、
大人子ども関係なく人間、誰もが藍色少年少女なのだなと。
 
色々と大変なことが起こる世の中ですが、
この映画を観ていると、
自分も家庭を持って子どもを持つのも悪くないと
前向きな気持ちになれます。

「青い鳥は手にするものでなく探し続けるものだ」
「お前はこのさき何度でも転ぶ、でもその度に立ち上がる強さを持っている」

などのセリフも印象的でした。
めあり

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