しちれゆ

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのしちれゆのレビュー・感想・評価

3.8
面白い戦争モノの必須条件は敵方の親分が憎たらしいほど強くて魅力的なことであります。この作品のナチス将校イェーガーがまさしくこれ。ボロボロの格好をしてる″T-34″組に対して一部の隙もない軍帽軍服ロングブーツに手袋、短く刈った襟足もうもうっ。酷薄で容赦がなくて肝が据わっていて敵ながらあっぱれ(←惚れた)。
そして『白鳥の湖』の曲にのって華麗に優雅に舞う戦車、こんなの初めて見た。さすがロシア映画!
弾が飛ぶスローモーションとか、橋の上での戦車同士の一騎打ちとか、最後に見つめ合うイヴシュキンとイェーガーとか、エンタメに徹してるのが楽しい。
そして 。。。一緒に逃げた美しい捕虜アーニャとイヴシュキンは野宿の一夜に…ええ?!マジか。戦いのあとの高揚感ってヤツ?
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