たけちゃん

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
"白鳥の湖"を踊るぞ!


アレクセイ・シドロフ監督 2018年製作
主演アレクサンドル・ペトロフ


わ~、お~も~し~ろ~\(^o^)/
めっちゃ、すき~\(^o^)/
さ~いこ~\(^o^)/


みなさん、大興奮です( •̀ω•́ )و✧
久しぶりに心から楽しめる娯楽戦争アクション映画を観ました( ˘ ˘ )ウンウン
しかも、これ、ロシア映画ですよ。

地元ではひと月以上遅れて公開されたんですが、なんのなんの、公開されたことが嬉しい!
実は、この日観たのが「羅小黒戦記」と、この「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」だったんですが、片や中国アニメ、片やロシアアクションという組み合わせで、ハリウッド映画好きのたけちゃんとは思えないよね。

でも、どちらもめちゃめちゃ面白くて、すっごい満足して劇場をあとにしたんですが、そのくらい、もう製作国は関係ないんだと思いました。

あとは、このフィルマの影響かな?
やっぱりフォロワーさんの高評価に後押しされるよね。
みなさん、いつもありがとう😊
良い作品に出会えて、幸せです。





さて、映画です。
これは本当に面白かったんだけど、戦争映画好きの僕でも、かなり特殊な状況なんですよね。
まずは、舞台が独ソ戦だということ。

今年「名作映画で振り返る第二次世界大戦」というシリーズをやって、その中で東部戦線を扱った「ひまわり」なんかをレビューしましたし、「スターリングラード」のレビューでも少し語ったんですが、とにかく東部戦線はひたすら悲惨な戦地なんです。
人の死に方も数も尋常ではないです。

また、第二次世界大戦では不可侵条約もあり、直接対決は少ないけど、シベリア抑留なんかもあり、日本軍とソ連との戦いも悲惨な印象ね。

だから、なんかソ連軍ってなると"陰湿""悲惨""泥沼"みたいなキーワードが並ぶのよ。


ところが、この映画は違います。
とにかく徹底して娯楽に徹している。
だから、明るい、楽しい、カッコいい( ˘ ˘ )ウンウン
それがとにかく良かった( •̀ω•́ )و✧
これ観るとソ連好きになる( ¯−¯ )フッ


そして、もうひとつ。
主人公が戦車というのが良いよね。
戦車、大好きなんです(ˆωˆ )フフフ…

戦車の映画といえば「フューリー」を思い出しますよね。あれはアメリカ軍の戦車"シャーマン"で、ドイツ軍の"ティーガー"に挑む映画でしたが、すごく良かったんだけど、最後が悲惨でした。
だって5人対300人みたいな無茶な設定の映画なので、そりゃそうでしょって最後でしたよ。

で、その5人です。
実は、5人というのはシャーマン戦車の乗車定員です。
戦車を動かすのは、1人では無理😣
チームで協力して戦うんですね。
その連携が熱いんです!
今作「T-34」は4人で乗ります。
その男たちのドラマがいいんですよね~。



映画は1941年から始まるので、ドイツ軍によるソ連侵攻、すなわち「バルバロッサ作戦」ですね。
ここでも電撃戦さながらのドイツ軍の奇襲により準備の出来ていなかったソ連軍は、防戦一方で多くの犠牲を出します。
そこをわずか1台の戦車で立ち向かったのが、主人公の兵士4人。戦車はソ連の名車"T-34/76"です。
これは車長、操縦士、砲手、装填手による4人編成でした。
このT-34はとにかく防御力が高い。
装甲も厚いし、傾斜がかかっている。
映画でも、不死身か!と言うほど撃たれ強かった。

で、1944年の戦闘に出てくるのが、改良型の"T-34/85"です。これ、砲塔が違うんです。
また、映画では徹甲弾と榴弾をきちんと使い分ける描写があったりと、リアリティも高く、勉強になりました。


娯楽作品として楽しい描写も多い。
1発で2台倒すとか、ガンダムか!
村で"パンター"と戦う場面では、家を挟んで撃ち合う姿が、西部劇か!と思うほどに楽しかった。
踊るように操舵するのがカッコいい。
ほんと、見所が多いんです。
音も良いので、ぜひ、劇場で見て欲しいと思うんですが、まだ上映してる劇場は少ないですね。
もし、お近くでまだやっているなら、見のがさないで( ̄^ ̄ゞ