お受験戦争 in インド
インドで教育問題を扱った映画と言えば、『きっと、うまくいく』だけど、それとは違う切り口でインドの教育問題や貧困にフォーカスしたストーリー。
下町の結婚衣装屋オーナーのラージと妻のミータは、娘のピアを難関校に入れるべく、あの手この手を使う。
時には賄賂、貧困枠での入学のためにスラムに転居したり。
貧困枠でピアの難関校入学の念願がかなうのだけれど、スラム街で隣人だった子が抽選で入学叶わず、その子が通う公立校に匿名で寄付。
子供たちが学ぶ環境を改善することを通して、親としてどうあるべきか？子供の教育において何が大事なのか？ということに二人は気付いていく。
ボリウッドだからこそ、撮れた作品だなと思った。
インドも中間層が伸びて来て、貧困から抜け出すために、教育への投資が大事だと親たちが気付き始めているところに、その足元を見るように、教育を商売にしようとする教育者を語る商売人が教育の場にはびこってるんだなぁと。
インドの下町やスラム街がリアルに描かれていて、旅行した気分にもなれた。
ミータ役の女優(パキスタンの方らしい)は、インドの伝統的な衣装も似合うし、メイクが変われば洋服も着こなしていて、とてもキレイだった。
