おたしん

ワイルド・ローズのおたしんのレビュー・感想・評価

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)
4.1
タイトル通りマジでワイルド。
歌声もルックスも生き方もワイルドでカッケェって感じ。
でもそれは第三者目線でしかないから子供たちや母親の視点で見たりすることで何度も泣きました。
そりゃあ毎日楽しく遊んだりできるママがいいよなあ。

ロックと言えばかっこよく聞こえるけど自己中で横暴な性格。
特に序盤はイライラすることもあったし感情移入は全くできませんでした。

ローズが不器用なのは分かるけどもう少し子供優先で考えられなかったかな。
寂しそうな顔見るのつらかった。
夢を第一に動いているから子供たちは二の次で愛情なんてないのかと思ってました。
でもだんだんそうではないと感じ始めた。
夜中キッチンで娘を抱っこするシーンで泣いてしまった。
スザンナに真実を告げるところで子供たちを愛してると確信しました。
ナッシュビルから帰ってきたローズを迎える2人の笑顔が輝いててこれまた涙。

そして母親マリオンのローズを思う気持ちにもすごく感動した。
親として叱りながらも助けることをやめず気にかけ続ける。
母親の鑑です。
「責任を感じて欲しかったけど希望を奪いたくはなかった」と伝えるシーン。
号泣した。
この女性から産まれたローズがただ横暴なだけのはずはない。
いつになっても親は子を心配するんだなと改めて感じた。

ラストのコンサート。
ローズが笑顔で気持ちよく歌えてるのと彼女なりの成功も嬉しいし歌も素敵だったけどそれを見ている母親と子供たちの姿が良かった。
キッカケをくれたスザンナにも感謝ですね!

流れてくる曲は全部良き。
ジェシーバックリーの声は最高。
こんなに歌上手いの驚き。
顔も可愛いよね!
何故か分からんけどすげえ泣けたんだよな。
映画ってそのときの気分とかで感じ方変わりまくるから面白いよね。

てかスコティッシュアクセントやばい。
語尾のクセすごくね。
全然聞き取れないしムズムズする。笑
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