ちぇるごまる

フェイクのちぇるごまるのレビュー・感想・評価

フェイク(1997年製作の映画)
3.8
マフィアに6年間潜入捜査したFBI捜査官の実録をもとに制作された映画。
任務を誠実に全うしようと努力するうちにマフィア内で信頼を獲得し、捜査が順調になればなるほど次第に感情と理性が混乱していく主人公。
日常的に目にする暴力に、自分自身が麻痺してくる。
家族にも誤解され、離婚の危機。
マフィアにバレたら即殺される…そのプレッシャーがより彼を孤独にさせる。
裏切りがバレたら自分だけでなく、自分を拾ってくれたマフィア仲間が殺される。
自分にも人情はある。
だから、それだけは何としても避けたい…。
自分はどっち側の人間なのか。

スゴいメンタルの強さ。
そんでもってスゴい演技力の捜査官。
靴の中に録音機を仕込んでいたため、マフィアたちと和食屋へ行った際にで靴を脱ぐのを拒み、店員の日本人を数人でリンチしてしまうシーンが観ていて辛かった。
ちぇるごまる

ちぇるごまる