実在のFBI潜入捜査官ジョー・ピストーネakaドニー・ブラスコの体験を基にしたマフィア映画。
1978年NY。マフィアへの潜入を命じられたFBI捜査官ジョーが、その一員であるレフティに近づき、捜査を進める。
"Forget about it." 🦁
渋くて男臭い濃厚な人間ドラマ。派手さはないが、コッポラ、スコセッシ、デ・パルマのギャング・マフィア映画とはまた一味違う魅力があった。
父親と息子の関係に似た男の絆を築いていくアル・パチーノとジョニー・デップの演技が見所。アル・パチーノはしがない古株の構成員、ジョニー・デップはカリスマ性のある若手捜査官を好演。マフィア内での立場が逆転してしまう辺りがとても切ない。二人の男の友情に胸が熱くなる。
家庭を投げ出してまで仕事に専念する男のドラマにも重きが置かれていた印象。
『レザボア・ドッグス』Mr.ブロンドのイメージが強いマイケル・マドセンが、存在感のあるマフィアのボスを演じている。体格が良くて爆発力があり怖い。
80'sを中心にしたサントラがとても良い。
" 'This is a friend of mine.' That means you're a connected guy. "
"Bullshit. The army is some guy you don't know telling you to go whack some other guy you don't know."
"If it was gonna be anyone, I'm glad it was him. "
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