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フェイクのwarderbrothersのレビュー・感想・評価

フェイク(1997年製作の映画)
4.1
ドニーブラスコが潜入捜査を成し遂げれたのは、ドニー自身が身も心もマフィアに染めることができたからだと思う。
レフティーがドニーをモグラだと気付いておきながら身をかばい、許したのはレフティーもそれに気付いていたからでしょう。

「何も喋るな!助かるから!」とゆう言葉には
①ドニーがFBIではないと信じる気持ち
②ドニーの口からFBIだと聞きたくない気持ち
③ドニーがFBIだとしても戻ってくれると信じる気持ち

色んな気持ちが混ざり合ってたのではないでしょうか。いずれにしても良い場面でした。

それにしても潜入捜査とゆう仕事は必要なんでしょうか?
とゆうのも、潜入捜査官はマフィアを欺き、己を欺き、自分の居場所、アイデンティティさえ失ってしまいます。しかも常に命が奪われる危機さえ抱えているのです。
さらに潜入捜査が終わっても、ドニーのようにマフィアから命を狙われ続ける生活を送らなければなりません。ドニーほどの実績を残した潜入捜査官はそういないはずですが、それでもマフィアを壊滅させるほどの力はありません。次々と後続が現れるからです。
こんな犠牲を払ってまでする必要はあるのでしょうか!

この作品のメインメッセージはレフティーとの友情よりも、潜入捜査に対する批判ではないかと感じました。
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