みなみ

フェイクのみなみのレビュー・感想・評価

フェイク(1997年製作の映画)
4.6
まずは、
ジョニーデップがイケメン。

マフィアとしての日常
FBI捜査官としての日常
後者は次第にマフィアとして生きる人格に侵され、本来の生活を自ら壊していく様子がジョニーデップによって繊細に表現されている。

両生活において欠かせない存在である、妻や兄貴分を守ろうとすると、一方を傷付けることになる板挟みの状況下で苦しむ姿、そして、マフィアの日常に潜む裏社会の常識に侵食されていく姿に、とても切なく心苦しい気持ちになった。

前半はコミカルな描写が多いが、物語の進行と共にシリアスで息を飲む場面が増えていき、観るものを引きつける作品だと感じた。

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ジョニーデップのマフィア側の服装と
日常の若いパパ感のギャップが半端なく素敵、ジョニーデップと結婚したい。ほんとに。

アルパチーノの冴えないボスさ、
鈍臭さはいつまでも昇格できない理由を表していて、もはや可愛げすらあった。

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あと、職業によるPTSDの発症を思い起こさせるシーンが多かった。
あれは日常生活できなくなるレベルのストレス値だよなぁ。。
みなみ

みなみ