とくまJAPAN

草間彌生∞INFINITYのとくまJAPANのレビュー・感想・評価

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)
4.0
「半世紀以上早すぎた天才」

この映画観るまでは、ちょっと派手なおばちゃんやなぁぐらいでしたが、もうやってること全てに前例がない。

1950年代に単身アメリカに渡って、私は画家として生きていくんだ、と決めたそうです。

まだ第2次世界大戦が終わってすぐですよ。どうやってアメリカ行くのかもよくわからん。

そんな時代に若い女性が1人でアメリカに行って、絵を描いて暮らしていこうなんて、考える人も日本にはいなかったでしょう。

当時の芸術界は、白人男性主導で、女性が単独で個展を開くことが不可能な時代だった。

きっと長野県松本市の山に囲まれた環境で、「早く世界に出ていかないとダメだ」という強迫観から日本を飛び出したんでしょう。

これが仮に実家が東京だったら、好きな絵を描いて、普通に恋愛して、普通の幸せな人生を。。。なんて一瞬思ったけど、1950年って渋谷や原宿に奇抜なファッションの若者もいないし、日本全体が保守的だったから、もうどこでどうやっても、この人が日本で暮らしていけるルートはねぇわ。さっさとアメリカに行って勝負して正解!