このレビューはネタバレを含みます
役所で黙々と判子を押す日々を送っていた主人公、胃癌が発覚したことをきっかけにこれまでの生き方に疑問を持ち始め…
全体的にさすがに時代を感じる(当然だけど)
癌の発覚と絶望、自暴自棄になり、やがて生き方に疑問を持つ。この生き方を変えるに至る部分を丁寧に描き、市民のために奔走することに…というタイミングで、まさかの主人公死去。
死後周囲によって彼が成したことが語られるというスタイル。葬儀に集まった市民の様子から主人公が何を残しどう生きたかがわかる。
このような展開をすると思っていなかった(むしろ生き方を変えてからがメインなのかと思っていた)ので意外だった。
生きるかぁ…彼が何を思いどう生きたのか。それは生きた本人にしかわからなくて、何を成せたかは案外残された人々にしかわからなかったりするのかも。
個人的にはサザエの笑いのツボがあまりわからなかったところはある
解釈が難しい部分、いまいち聞き取れなかった部分もあったので機会があったらまた改めて観たい。