AzkakaMonster

生きるのAzkakaMonsterのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
5.0
大号泣!!
また、黒澤明監督の作品が人生ベスト級になった。

死んだように生きるか、死ぬ気になって生きるかという映画で
まさに、ここ数年の自分の生き方に対して響く内容で
後半、30分はずっと泣いてた。

それにしても、やっぱり志村喬は凄い役者なんだとつくづく思う。
去年は『醉いどれ天使』『静かなる決闘』『野良犬』『生きものの記録』『蜘蛛巣城』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』『用心棒』『椿三十郎』など黒澤明監督の作品を観ていたが
今作では、特に眼力がすごかった様に思う。
言葉よりも目で語るからこそ伝わる、感情表現。

あと、この映画で描かれる
環境のせい、システムのせいにして
自分からは何も動かないくせに、自分も出来るとか
人のことをああだこうだ言うクソ政治家の皆さんには心底が腹が立ったし
そこからの、最後のメッセージは辛かった。

いのち短し恋せよ乙女
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